防災航空隊は、防災ヘリを所有する自治体に設置され、消防局の管轄となっています。
隊長以下、副隊長、一般の隊員で構成され、自治体によっては救急隊員が配属されている場合もあります。
防災航空隊に救急隊員が配属されているのは、防災ヘリがドクターヘリと兼用されていることが多いからです。
防災航空隊の主な活動は、被災者の救助にあります。
水難救助はもちろんのこと、車の入れない山間部で起きる雪氷災害などに、防災航空隊の働きは欠かせません。
雪氷災害の場合、防災航空隊が上空から捜索することで、効率的な捜索ができるといってもいいでしょう。
ただし防災航空隊にも難点があります。
それは天候に左右されやすいということです。
防災ヘリを出動させれば救助ができることがわかっていても、天候によっては出動できないことがあります。
無理をして出動させれば、防災ヘリの方が災害に遭い、二次災害を引き起こす危険性がるからです。
この点さえ克服できれば、防災ヘリはどんな災害にも対応できるといっても過言ではありません。
そういった意味では、どんな防災にも「完璧」はありえないのです。
防災航空隊の任務には、山火事の消火活動や、被災地への物資輸送も含まれます。
防災航空隊
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