防災週間は、毎年、8月30日から9月5日に決められています。
中心となる9月1日には、大正12年に関東大震災が発生しました。
この日を中心とした1週間を、防災週間と定めています。
防災週間には、全国各地で防災にかんする行事が行われます。
学校や企業でも避難訓練が行われ、地域でも消防局に防災訓練の要請をするところが少なくありません。
防災週間の間は、自治体も人々の防災意識を高めるイベントを開催します。
防災週間は1年のうちでたったの1週間ですが、身の回りで起こる災害を考え直す機会になります。
災害は突然にやってきます。
台風や地震など、「自分にはあまり関係がない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
防災週間は、こうした人々に注意を促す目的をもっています。
突然の出来事に対して、多くの人はどうしていいのか分からない状態に陥ります。
防災訓練などに積極的に参加することで、自分や家族の安全を守るためにどうすればいいのかが分かってくるのです。
家に消火器はあっても、使い方を知らない人はたくさんいます。
怪我などの応急処置を知らない人も、少なくありません。
防災訓練に参加することで、これらの防災行動力を養うきっかけができるのです。
防災の最近のブログ記事
防災科研とは、正式には「防災科学研究所」といいます。
防災科研は、災害から人命を守ることを第一の目標にしています。
そのため過去の災害の教訓を生かし、災害に強い社会の実現を目指しています。
防災科研が研究しているのは、地震、火山、気象、土砂、雪氷など、あらゆる自然災害が対象になります。
これらの予測不可能な自然災害の被害の軽減に関する研究と開発を行っています。
防災科研のホームページでは、子供向けの防災関連の本や紙芝居なども紹介しています。
防災教育の重要性がいわれていますが、実際にどのような本や教材を使えばいいのか迷うところです。
防災科研では、これらを紹介することにより、よりよい防災教育に役立ててほしいと願っています。
防災科研では、災害ごとに研究部を設置し、専門的に研究しています。
なかでも、地震と火山災害には力を入れています。
この2つは密接なかかわりがあり、規模によっては大きな被害につながります。
そのため、シンポジウムなども頻繁に行われています。
冬場は積雪観測講習会なども行い、なだれなどの被害を最小限に食い止めるための情報なども提供しています。
いつの日か、防災科研の努力によって、自然災害が予知できる日がくるかもしれません。